2025年6月9日米国市場動向(ダウ平均株価、S&P500、ナスダック総合指数、米国国債10年物利回りなど)

2025年6月9日の米国市場は、ダウ平均株価が小幅に反落しながらも堅調な下値を維持する一方、S&P500種株価指数とナスダック総合指数はそれぞれ高値圏での買いが優勢となり続伸しました。特にナスダックはハイテク株の好調を背景に2月以来の高値を更新しています。米中両国がロンドンで2回目の閣僚級貿易協議を継続していることが市場の支えとなり、協議の進展期待が主力株への買いを後押ししました。ただし、5月の米雇用統計が市場予想を上回ったことから利益確定売りも見られ、上値はやや重い展開となりました。

債券市場では、米長期金利の指標である10年物国債利回りが低下し、インフレ期待の後退を反映して長期債価格が上昇。これに伴い為替市場では円が3営業日ぶりに反発し、日米金利差の縮小を背景にドル売り・円買いの動きが優勢となりました。今後は米中協議の内容や今週発表される米消費者物価指数(CPI)などの経済指標に注目が集まっています。総じて、米国市場は米中貿易交渉の行方とインフレ動向を見極めつつ、節目の高値圏で慎重な売買が続いている状況です。

ダウ平均株価

9日のダウ工業株30種平均は小幅に反落し、前週末比1ドル11セント安の42,761.76ドルで取引を終えました。株高による高値警戒感が強まり、取引終盤に下落に転じたものの、米中貿易協議の進展期待から主力株には買いが入り、全体としては堅調な下値を維持しました。アップルやトラベラーズ、ナイキは下落した一方、ボーイング、アマゾン・ドット・コム、ウォルト・ディズニー、キャタピラーが上昇し、指数を支えました。


S&P500

5月の米雇用統計が市場予想を上回ったことを受け、6日にS&P500種株価指数は約3カ月半ぶりに6000台を回復。9日は前週末比5.52ポイント(0.09%)高の6005.88で、2月21日以来の高値で終えました。高値圏での利益確定売りが散見されるものの、依然として強い水準を維持しています。


ナスダック総合指数

ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸し、前週末比61.284ポイント(0.31%)高の19,591.237で終了。2月20日以来の高値を更新しました。テスラ、アルファベット、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株が上昇し、指数の上昇を牽引しました。


10-year U.S. Treasury yield

ニューヨーク債券市場では長期債が反発し、10年物国債利回りは前週末比0.04%低下の4.47%で取引を終えました。5月の消費者調査による予想物価上昇率の低下を受け、インフレ圧力が想定より強くないとの見方が広がり、債券買いが進みました。米中閣僚級協議の様子見ムードもあり、上値は限られました。


NY円相場

9日のニューヨーク外国為替市場で円は3営業日ぶりに反発し、前週末比25銭円高・ドル安の1ドル=144円55〜65銭で取引を終えました。米長期金利の低下により日米金利差が縮小したことが円買いを促進。米中貿易協議の進展を見極めたいとのムードも円の上値を抑えました。なお、円の高値は144円35銭、安値は144円77銭でした。

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CFP®/Level 1 Financial Planning Technician
Certified by the Japan Securities Analysts Association
・Primary Private Banker
・Asset Formation Consultant
Certified by the Financial and Financial Situation Study Group
・NISA Trading Advisor

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